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2020年 インタビュー vol.4 新倉 みなみ(Niikura Minami)

自粛期間中はどのように過ごしていましたか?

競泳の日本選手権(4/2 ~ 4/7)があるつもりでトレーニングを続けていました。
日本選手権の開催中止が決まり、次に向けての区切りをつけるためのオフ期間中に、ちょうど緊急事態宣言が発令されました。
緊急事態宣言が解除された 6月以降、通常通りのトレーニングができるようになりました。


新倉さんはこの春大学卒業でしたね。そのタイミングでどのようにモチベーションをキープしていましたか?

約2ヶ月間、ほとんど泳げない状況の中、何とか機会を見つけて少しだけでも泳ぐことができたのは、非常に恵まれていたと思います。
しかし、多くのアスリートが通常通りにトレーニングができない状況の中で、泳いでいることに少なからず罪悪感のようなものを感じることもありました。
ただ、大学を卒業して 4月から社会人アスリートとしてスタートを切ったのですが、社会人として泳ぐことはお給料をもらっている「仕事」なんだと思うことで、何とかモチベーションを保つことができました。


コロナ禍でスポーツの価値についてどう考えましたか?

オリンピックや大きなスポーツ大会は、日本中が一丸となってアスリートを応援するムーブメントが生まれます。
もちろんスポーツ以外でも、例えば日本人がノーベル賞を獲得するなど、日本中が盛り上がる出来事は他にもありますが、スポーツは誰もができて、誰もが応援できます。
そのように身近なもので国民が心を一つにすることができる点はスポーツの大きな魅力だなと改めて感じています。


東京オリンピックへの意気込みや今までの道のりを教えてください。

2017年までの私は、貴田さんや森山さんのあとを追って 3位という成績が続いていたので、その頃は自分がオリンピックなんて行けるわけがないと思っていました。
しかし、 2018年秋の日本選手権で 2位に入賞できたことで、トップに少し近づけたかなと実感することができました。
そして 2019年のオーシャンズカップでの優勝をきっかけに自分自身の意識が確実に変わったと感じています。
また、東京生まれ東京育ちで国体もずっと都の代表として出てきたので、私に取って「東京」開催の意味は特別大きいですね。


オリンピック延期を聞いてどうでしたか?

2020年の夏で競技人生に一つの区切りをつけるつもりだったので、考えていた人生計画も大きく狂い、お先真っ暗という気持ちでした。
どこから立て直せば?と。その心の整理は正直大変でした。
でも今は遠隔授業の大学院生活も慣れてきて、オンライン授業ですから授業が終わるとすぐトレーニングに入れるので、前向きな気持ちに変わっています。


今の目標は?

来年5月に開催予定の世界最終予選をあまり大きく考えず、一日一日を大切にしようと思っています。
次のレースが日本選手権なので、それまでに前の状態へ戻せるようにしたいです。
その先は、日本選手権の結果を見てからですね。
もちろん最終的にはオリンピックに出たいという目標に変わりはないです。


日本選手権への意気込みは?

2019年のオーシャンズカップで優勝したことによって、今は「もう一回優勝したい」と思えるようになりました。
最終的には来年5月の最終予選が勝負ですが、それに向けた良いステップにしたいです。


次世代の選手たちへ最後に一言お願いします。

若手の選手も力をつけてきているので脅威に思い、自分もまだまだ頑張らなくてはいけないなと実感しています。
世界を何度も見ている貴田さんをはじめとした上の世代の方々がいるうちに様々なレースパターンを経験して、今後に活かしてもらいたいです。


新倉 みなみ
所属:セントラル目黒
生年月日:1998年3月2日
(2020年 第96回 日本選手権水泳競技大会オープンウォータースイミング競技大会(中止)パンフレットより抜粋)

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©取材・作成/日本文化出版株式会社