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今年は認定OWS大会に初チャレンジしてみませんか?【ジュニア世代向け】

情報掲載日:2021年04月20日

当ホームページを見ていただいている方の多くはすでに各地のオープンウォータースイミング(以下OWS)大会に出場された経験のある方かと思います。

そんな長年いろいろな大会に出場されて、すでに気づいていらっしゃる方もおられるかもしれません。

「若い世代のエントリーが増えてきている」

OWS大会に出場されている年代割合について大部分は40歳~50歳代が中心となりますが、人数ベースで見ると若年層の参加人数は増加傾向にあります。

単純にそれだけ競技種目としての認知度が上がったと捉えることもできるかもしれませんが、魅力ある大会が増え、プールではなく海で競い合う楽しさが広まったからということも一つの要因だと思います。

今回はそんなジュニア世代の方が初めてOWSにチャレンジするなら認定大会がオススメ!という理由を2つご紹介させていただきます。

1.安全面

まず基本的に安全でなければ大会に参加する部分から難しいと思います。
ここで認定大会について少し説明をさせていただきます。
認定大会とは…

  • 公益財団法人日本水泳連盟の後援大会です。
  • 日本水泳連盟『OWS競技規則』及び『OWS競技に関する安全対策ガイドライン』に基づいて運営されています。
  • 日本水泳連盟公認OWS審判員およびセイフティ・オフィサー(安全担当員)を配置しています。
  • 水上安全監視員には、原則として日本ライフセービング協会の有資格者が配置されます。

誤解なくお伝えさせていただくと、「全く練習/知識が無くても大丈夫!」という意味ではなく、「十分な練習量/最低限の知識(リタイヤする勇気/ヘッドアップなど)は必要だが、安全面では一定数確保されている環境で泳げる」ということです。

また、大会によっては500mなどの比較的短い種目もあります。

例えば釜石OWSでは1周250mという短いコースを設定し、ライフセーバーが常時近くにいてくれる環境の中で泳ぐことができます。

2.経験

上記の様な安全な環境で一定距離を海で泳げるという経験はあまりないのではないでしょうか?
OWSは経験値が結果(タイム)に大きく差がでる競技です。
プールでは絶対に勝てない相手であっても、海では技術力や経験値の差で逆転することが頻繁に起こる競技です。
それはコース設定がない海だからこその位置取りであったり、ヘッドアップなどの技術力が必要になる競技だからです。

また、認定大会では各地の海を泳いでいる猛者達が出場しています。
その猛者達の泳ぎを直接見て、話ができるのは認定大会だからこそです。
OWSで学んだ知識や経験を逆にプールに活かす、プールの経験をOWSに活かすという形でプールだけしか知らない人よりも一つ経験を積んだ泳ぎができるようになるのではないでしょうか?

まとめ

このように認定大会では「安全面」部分に非常に重点をおいて開催されています。
海(自然)の中で行う競技である以上、危険を伴うスポーツの一つですが、その自然の中で行う競技だからこその面白みがあり、いろいろな経験ができます。
その経験は若い世代だけに限らず、多くのエネルギーを生み出してくれるものと思います。

2021年は多くの認定大会が開催に向けて「どのようにやれば開催できるのか」を模索して活動を行っております。
是非、各地の海に参加してOWSを全身で楽しんでいただけることを期待しております。

写真提供:釜石OWS事務局
撮影:菊地信平